リーダー 2017-03-25 16:46:39 |
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>瀬津
ふぅん、成る程。長いものには巻かれるタイプね。お利口さんは嫌いではないよ。
(サングラス越しに目を眇め、感情の読めぬ平坦な調子で返答を。飴と共に柔く食まれた指先を引き抜き、態とらしくリップ音を立てその箇所に唇を寄せ。口元に寄せられた飴にじっと視線落とせば肩を竦め、彼と同じく手を使う事はせず、少しばかり屈んで顔を寄せては口内へと飴を招き。広がる甘味に眉間に皺を寄せ、甘過ぎる味わいにガリっと音を立て噛み砕く。口直しをすべく、マスターへとジントニックを頼み)
久し振りだけど、甘いねぇ。君、ずっと飴を食べてるの?
>紫煙
紳士的?まさか。キレイなものに傷付ける事はしたくないんだ。
(僅かな風のみが湖面を揺らす静けさが逆に厳かな雰囲気を醸し出しており。淡く映る月光は波間に反射し、お互いの顔を照らす。ぽちゃん、と彼が投じた小石が沈む音さえよく耳に届くのは周りが静寂である以上に、此れから始まる闘いへの集中力が高まっている証拠に他なく。同じく草叢へと上着を無造作に放り投げ、吐かれた言葉には挑発するように片頬のみを釣り上げて見せ。冗談か本気なのか、軽過ぎるまでの口調で指環を外した理由を述べ。くい、と中指でサングラスを押し上げ、肩幅に足を開けては同じく笑みの形に刻まれた瞳の奥を鋭い光で満たし。一瞬の沈黙、飛ばされた眼光と共に喉元目掛けて伸ばされる片腕。ぶつかり合わなければ面白みがない、敢えて彼の頭突きを受け。無論、馬鹿正直に全衝撃を受けるのではなく、軽く身体の重心を後ろに傾け衝撃を半減させ。間近くある彼の顔へニィと口角を持ち上げては、ネクタイに絡まる手に左手をかけ固定すれば右手で小手返しし、その勢いで足払いをかけ彼の体勢を崩そうと)
>琉己
頼まれ事?君も好きだねぇ。まぁ、構わないけど。で?何処に行くの?
(相変わらずのお人好しなリーダーへ肩を竦めつつ、仕方ないとばかりに溜息一つ零し、首を左右に振る。彼を1人にする選択肢はなく、嬲るような口振りではあるも其処もまた魅力の一つである事は知っており。緩い笑みを口元に浮かべては、目的の場所を確認すべく問い掛け行い。その隙にもチラチラ視線送ってくる輩には片手でしっしっと追い払って牽制を)
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