リーダー 2017-03-25 16:46:39 |
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>琉己
__まだ夜は冷えんな。
( 心無しか相手の声音に嬉しさが滲んでいるようで。水面に波紋が広がる如く、その心情が伝わって来ればゆるり自然と口許が綻び。相手と共に店の外へ繰り出せば熱気に満ちた空気から切り離されて、ひやりと澄んだ外気が鼻先を冷やす。明滅する街灯の下をゆったりした歩調にて歩きながら上記。傍に寄り添えば気持ち程度でも相手の風よけになるだろうか、僅かばかり上着の袖が触れ合うくらいに距離を寄せる。「さっきの話だが…」やけに勿体ぶって咳払いなんぞ一つ落として見せた後、相手の瞳へ視線を注ぎ「__あの男が噛み付いた処にアンタの口が触れんのが嫌だったんだ。…なんて、くだらねぇ理由だろ?」真剣な口振りで語ったかと思えばそれを打ち消すようにクツクツ喉鳴らして戯れた笑みを。 )
>彗
__嗚呼、歳食うと口が緩くなっちまうんだわ。
( 煙のオッサン、と呼び掛けられれば一瞬己を示しているとは気付かず__否、気付かぬ振りをして暢気な風体で周囲を見渡す。しかし掴まれた腕に掛かる圧からただでは逃すまいという気概を感じ取っては小芝居を止め、マスクが外れ容貌明らかになった相手の顔へ視線を向けて。何処の火の玉野郎かと思えばwhiteskullの番犬だったか。身内以外への警戒態勢は相変わらずだ、意気がる姿が微笑ましく見えてつい口端が持ち上がる。放たれた"軽率"の意味を"口が軽い"とイコールで独自解釈し上記返しては掴まれた腕を振り払うでもなく「こんな処で会うとはな。…お使いの途中か?」改めて相手の服装をしげしげ眺めつつ世間話程度に問い掛けて。 )
>鳴希
__ッはは、褒め方下手くそかよ。一体何処で覚えて来るんだか。
( 相手の言い方がつぼに入り思いっ切り噴き出せば堰を切ったように笑い声が溢れ出て。これ程声を上げて笑ったのは実に久々で掠れそうな喉を軽く押さえつつすっかり気が抜けた様子で呟き。「今度また買ってやっから、んなショボくれんな。__ほら、代わりにポテト食って元気出せ」至極満悦げに噛り付いたバーガーを咀嚼し胃に収めるも思いの外消沈してしまった相手の表情目にしては、子供騙しのような慰め言葉と共にポテトを一本摘んで相手の口許へ寄せて。 )
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