＊お菓子のような甘い関係＊

起きねぇから悪いんだろ…（むすっとしながらら言われれば同じようむすっとしつつ呟いて）

むぅ･･･(そう言われれば言い返すことも出来ずに小さい声で｢ごめん･･･｣と呟くと逃げるようにその場を去り朝食のところに行き)

…髪、ほんとに切るのか（もう一度確認しときたくて、後から着いていくとグラスに水を入れながら）

うん、でも咲李がそのままでいいって言うなら別にこのままでもいいけど･･･でも変じゃない？男が長い髪って…(自分の髪を触りながら水を飲み髪を指に絡めて)

変って言うか…目立つだろうな。…少しだけ、短くしようか（眉を少し寄せて迷いながら呟いて）

少しだけ？んー･･･わかった(素直に頷くと朝ごはんを美味しい美味しいと食べて)咲李が作る料理ってほんとに美味しい！どこかのレストランで働いてた？(もぐもぐ食べながら咲李を見て首をかしげて)

そんなに美味い？…いや、父親が料理人だったから、子供の頃から教えてもらってたのもあるかな。（首を傾げて問われると思い出しながら話して）

へぇ･･･すっごく美味しい(微笑み完食すると満足したようにお腹をなでてため息をついて)咲李の過去って想像出来なかったけど、お父さんが料理人だったんだね(着替えながら咲李を見て頷き)

一応な…（苦笑い気味に話して間食した相手が食べた後の片付けをして）

そう考えたら僕咲李について何も知らない･･･(小さく呟けば服を着て咲李の隣にいき終わるのをうずうずと待ちながら手慣れた手つきで片付けていくのを眺めて)

…もっと知りたい？（片付け終われば隣で待つ相手を引き寄せて、抱きしめれば問い掛け）

･･･！！(びっくりして体が密着してることに頬を染め口をぱくぱくさせて)･･･やだっ(耳まで真っ赤にさせ相手を軽くにらみ相手の体を押し距離を取って)

知りたいって言ったの紅葉なんだけど（距離を取られて、睨まれてしまうとじと目で見つめ）

う、そ、それは･･･っ、じゃあ教えて･･･ください(そう言われると確かにと思い言い返せれなくなり、どうすればいいのかと悩み考えた結果いそいそと咲李に抱きつき自分より身長が高い咲李を顔が赤いまま見つめ上記を呟き)

どうしようかな、…睨まれたし（意地悪したくなり、抱き付いてくる相手へ腕は回しながら呟いて）

えっ！？そ、そんなのナシっ(まさかそう言われるとは思ってなくてあたふたしながら上記を言い)な、何したら許してくれる？(怒ってると思いおずおずと訪ねて)

ん…なら紅葉のしたいこと、とか（おずおず尋ねてくる相手にわざと意地悪な問いかけをして）

したいこと･･･！？えーっと･･･(自分のしたいことと言われるとすぐには思いつかず考え込み)咲李と一緒に街に出て、えっと･･･それで･･･色んなことをしたいな(少し照れたように笑いながら呟いて｢こんなことで許してくれる？咲李のしたい事は何なの？｣と問いかけ)

…紅葉のしたいことは、今から出来ることだ（考え込んだあと返された言葉に瞳を細め）俺のしたい事は、こう言うこと……分かる？（相手の頬に手を添えると親指で唇に触れ、顔を近付けると口付け寸前で問いかけ）

！･･･っ(頬を染めてぎゅっと目を閉じて小さく頷き)