主 2017-03-06 00:24:40 |
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(背を向けて歩き出せば突然後ろから抱きつかれて足を止め。相手も決して低いと言えるような身長ではないものの、まるで母親に甘えて抱きつく子供の様だと連想してはちらと後ろを向く。寂しいという言葉に俺だって、と言いたい気持ちを押さえる。本当は仕事なんてほっぽり出して2人でいつまでも同じ時間を過ごしていたい。どこにも行かせたくない、ずっと自分だけを見ていて欲しいと思う。けれどそれはいけないことで、決して許されないこと。けれど今だけは。ぽん、と母親が子供を宥めるように優しく撫でてやれば相手の言葉には敢えて返答をせず、「飯食うぞ」とだけ言い)
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