赤の騎士 2017-03-01 00:05:01 |
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ッ、ふふ。確かにそれならご指名頂けた理由も納得できるわ。
(嬉々とした様子で一人キャロットケーキを頬張る相手など誰が想像できるものか、実際今想像した自分でさえ思わず何ともシュールで愛らしい情景に笑みを押しとどめることが出来ず口元に指先を当てながら小さく吹いてしまって。確かに自分を連れての入店であれば傍から見れば付き添っているのは相手の方に見えるはず、納得の理由に小さく頷いてから腹の中で燻る笑いの虫を収めると相手を見上げ。心なしかいつもより落ち着かなく揺れる兎耳を見れば相手がどれほど件のケーキを楽しみに焦がれているかなど一目瞭然で、普段仕事の手伝いをさせてくれている相手がこれほど願う目的のためなら自身も尚のこと尽力してやりたい想いが募り。「実はね、この間のお茶会からずっと次の機会を狙っていたところだったの。貴方を魅了するキャロットケーキもすごく楽しみだし、役得ってこういうことね」以前催した簡素な茶会以来もう一度相手と共にゆったり語らう時間を設けることが出来ればと狙っていた節もあり、相手の願いとは言いつつも密かに抱えていた此方の願望をも含んだひと時に嬉しそうに声を漏らすと時折森を行く道に続く石畳に合わせてとんとん、と歩みに弾む様な調子をつけて。そうして進むうちにどこからともなく香ってきたのは甘く何かが焼ける様な匂い、目的の場所が近づいていることを感じながら和やかなひと時に口元を緩めて)
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