赤の騎士 2017-03-01 00:05:01 |
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―――アリガト、助かるよ(中庭では持ち帰りに適したお茶菓子と、お気に入りの茶葉が入る小瓶を詰め合わせてお土産の準備を、必要以上に凝ってしまうのは既に性分であり、数種類のリボンを使い元はシンプルな箱を華やかに飾っては持ち歩きやすい様に袋に入れて。背に感じた声を聴けば振り返りながら感謝の言葉を、そんな気遣い一つが嬉しいと目元をギュウと瞑るように細め上げ「そんな畏まらないでよ、アタシだってアンタと出会えて嬉しかったんだからさ」アハハと明るい声色で笑い声を零してから片手をパタパタと仰ぐように揺らし、出会いを喜んでくれる言葉とは嬉しいが嬉し過ぎて照れ臭い。クスクス、と笑い声を零しつつ「じゃぁ、城まで案内するね。……暗いから転ばない様に気を付けるんだよ」自然と片手を出してはもう片方の手にお土産を詰める袋を持ち、暗くなる森は一層と歩きづらく、暗いと言うだけで気分まで滅入らしてしまうと言うもの。それでも、誰かと話しながらだと話は変わり、一転して夜の探検でも行っているような不思議な気分となり。普段よりも短く感じる道を進めば見えてしまった城に名残惜しさすら感じて「これ、今日の紅茶の茶葉が入ってるから。良かったら飲んでね」持っていた袋を差し出してからバチンとウインク、「ドレスはちゃんと仕上げとくからいつでもアノコに会いにおいで。きっとドレスだってアンタに会いたいはずだから」視線は我が邸のある方角へツイと送り、片方の口角を持ち上げると「モチロン、…アタシがアンタに会いたいのも理由の一つなんだけどさ」冗談めかす様な笑い声交じりの軽い声色で付け足しを一つ、それから踵を返すタイミングにて片手をヒラリと揺らせば"じゃーね"とこれ以上名残惜しくならない内に、と別れの挨拶を添えて)
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