語り手 2017-02-19 18:48:35 |
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( まるで自分自身に暗示を掛ける様に“ 大丈夫 ”と口にする彼が、本当はまだ何処かで罪意識を感じでいる事は勘づいていて。然しこれ以上掘り下げる事は彼にとっても自分にとっても負担になるだけだと案ずれば、気持ちを切り替える様に優しく笑いかける彼に此方も笑顔を見せ。自身の為に食事を用意しようとしてくれている彼に手を引かれるまま、自宅のリビングへと足を進ませ。自分より手際も良く家庭的なイメージが漂う櫂李だが、やはり一緒に暮らしてみて彼の料理はとても美味だと正に胃袋を掴まれており。愛する彼に美味しい食事を提供して貰えるなんて自分は幸せ者だ、と単純思考と言われればそれ迄だが心が暖かくなり )
俺、櫂李の作る料理が一番好きかもしんない。
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