【　御一行様の珍道中　NL / 昔話 / ギャグ / 仄々　】（ 再建 ）

紅葉(もみじ)/ 鬼の従業員/ ♀/ 25歳

真っ赤なロングヘア、仕事中はお団子 / 額に二本の黒い角 / 髪よりやや朱色がかった切れ長のつり目 / ふっくらとした唇は勝負時だけ紅を引く / (黙ってりゃ)大人びた妖艶な顔立ち / 袖をからげた従業員用の薄紅の着物 / ＋虎柄の前掛け / 身長167cm / ボンキュッボンなグラマラス / 赤い鼻緒の下駄/ 爪が尖っているので素足/

あっけからんとした姐御肌 / 情に厚く面倒見が良い / 他人のアレコレに首を突っ込みたがるとも言う / 賑やか好き / 面食い / 惚れっぽい / 座右の銘は｢押して駄目なら押し倒せ｣ / 恋愛経験豊富らしいが、グイグイ行きすぎてフラれてばかり / 大胆だが根は乙女(自称) / 先祖の影響か｢桃太郎｣｢犬｣｢猿｣｢雉｣と聞くだけで鳥肌が立つ桃太郎アレルギー / のはずが、雉さんに一目惚れ。これは運命の相手だと猛アタック中 / 大の酒好き / 力自慢 / 不器用で物を壊しがち

一人称は｢あたし｣、二人称は｢アンタ｣年下には｢○○(種族)の坊や/嬢ちゃん｣、年上には｢○○の旦那・兄さん/姉さん｣といった商売人らしい呼び方か呼び捨て。桃太郎のみフルネームで呼ぶとアレルギーが出るので｢桃｣。

ロルテ/

――お待ち遠様！鬼ヶ島自慢の特製料理と美味い酒だよ。鬼と同じ釜の飯を食うってのも妙だろうけどねぇ…まあせっかく遊びに来たんだ、今日はたーんと飲んできな！
(正直、因縁の桃太郎御一行の予約が入ったと聞いた時にはバックレてやる気満々だったのだが。大所帯の客を前に仕事を投げ出す訳にもいかず、そもそもウン百年前のあれこれを引きずるのも女々しくって性に合わない。そう一念発起すれば出前中のそば屋の如く積み上げた料理片手に部屋に向かい、スパーンと襖を開け放って快活に声を上げ。自分よりちっこいのもいればでっかいのもいる、個性的な顔ぶれを眺めながら料理と酒とを並べていき、一息ついて顔を上げれば視界に広がる鮮やかな色とそれさえ褪せる美しい顔立ちの男と目が合って｢――って、ちょっとちょっと。こんな良い男がいるなんて聞いてないよ！そうとわかれば口紅くらい付けてきたのにさぁ…！｣鬼ヶ島ではお目にかかれないハイカラな異性に金棒で殴られたような衝撃を受け、名前は何だ、やら嫁はいるのか、やらやいのやいの騒いでいる内にいつの間にやら一行の輪の中に溶け込んでしまい)


…何さ何さ、人を散々モテない鬼みたいに言ってくれちゃってさ。あたしに釣り合う鬼がいないのが悪いのさ！…支配人、もう一本つけとくからこの事は他の連中には黙っといて頂戴よ？でなきゃ格好付かないじゃないか。
っと、ひとまず予約しといてくれて助かったよ。あの人の隣をふわふわピチピチな小娘共に取られちゃたまんないからね…でもまぁこの通り老ｋ――ちょいと大人の魅力たっぷりな鬼になっちまったし、もっと可愛げのある鬼が良いってんならキャラを変えるか帰るかするさ。え？素直に言えば怒るだろうって？まさか！…ちょこっと壁に穴が開くか地面にもう一つ温泉が増えるだけだよ、多分。