眼帯 2017-01-30 14:20:23 |
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ううん、僕だけじゃきっと思い出せなかったと思う。やっぱり五条さんの協力があってこそだよ。…だから、ありがとう。
( ゆっくりと離れた母と父が彼に向けて何度もお礼を言うので、照れ臭そうに頬を掻いて苦笑を浮かべる様子をくすりと笑みを零して。どこか謙虚な物言いに否定するように首を横へ振り、矢張り自分ひとりの力では記憶を取り戻す事さえ最初から諦めていた筈だ。そう考えると諦めずに頑張ろうと思えたのも、きっと彼が居たからだろうと確信して言える為に改めてお礼を口にし )
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