眼帯 2017-01-30 14:20:23 |
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……うん、ごめんね。まだ自分が記憶喪失だって事が信じられなくて、少し焦ったみたい。
( 頭では理解しているも心の中じゃ記憶喪失など嘘であって欲しいという思いが焦りの原因になった事は自身が一番判っていて、不意に手の上に重ねられた彼の手が視界に入れば苦笑を浮かべ。ゆっくりと顔を上げて再び窓の外を見遣り空が橙色に染まって、いつの間にか夕方となってそろそろ面会時間の都合もあるため「…あっ、もうこんな時間なんだ。五条さん、お母…さん達。遅くならないうちに帰った方がいいよ。夜道は危ないから」と両親や家族、そして傍に居る彼を一瞥しつつ心配なのか忠告して )
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