特別指定学校一二八

例えば現世を去る時に、未練というものは誰であれ少なからず持ってしまうものだと思う。それが強ければ強いほど、現世に留まろうとする力は強くなる。
｢そうして君はここに残ってしまった訳なんだ｣
生きている者に生きてはいない者が干渉してはならないことは暗黙の規則。それでもそれが唯一許される場所。
｢だから、これから三年間。君は必死になって未練というやつを無くさなければならないよ｣
一枚の紙と共に二度目の生を与えられた、けれど、要するにそれは、二度目の終わりへの合図だった。

（レス禁）

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