理事長 2017-01-25 21:44:06 |
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〈!〉 舞台/物語
日本国都内のどこか、広大な敷地を持つ学院。
そこは小等部から大学部まで存在する伝統ある学院で、校舎は欧州の荘厳な大聖堂を彷彿とさせる、洗練された美しさを持つ外観。しかし、その内部は最新設備をこれでもかと取り揃えた快適空間。その広大な敷地故に、学院生活を送る上で全ての施設をまわりきれない生徒も多いのだとか。否、そこに通えるということは、巡る気もないということなのか。
ここまて来れば、既にお察しの方もいるだろう、この学院は主に、上流階級の子女が通う知る人ぞ知るお金持ち校。名を、新開志学院。
…とは言っても、中等部、高等部、大学部と学年が上がるに連れ外部受験生も増えるため、お坊ちゃんお嬢ちゃんだらけのお堅い学院…という訳でもなく。
ところで、皆さんはご存知でしょうか。かつて生徒会と呼ばれる組織は、校友会と呼ばれるものであったことを。
そしてこの学院では、その校友会が生徒会とはまた別の存在となり残存していることを。
そして、今から紡がれるであろう物語。これは高等部の子女の中でも目立つ存在である校友会、名を改め高志会の旧幹部の多くが引退し卒業を控えた今、新たなメンバーたちが、できるだけ人知れずひっそりと日常を謳歌しようと努力したり…高志会員の座を坦々と狙う生徒たちを前に奔走する奮闘記、である。
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