語り部 2017-01-22 21:30:23 |
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「 穢らわしい、まるで家畜以下の塵屑ね。私の仲間に手を出してご覧なさい? 死ぬより酷い目に遭わせてあげるわよ?」
「 グリムなんかに屈したりしないわ。貴方と、絶対、幸せになりたいもの!」
名前/ ネージュ
役職/ 白雪姫
性別/ ♀
年齢/ 22
外見/ 童話にあるのと同じように、毛先のみウェーブがかった黒檀色の真ん中分けの長い髪、名のように白い肌、椿の葉に似た深緑の瞳。美しいというより近寄りがたいと感じさせがちな外見は、性格が性格なので全く効を奏さない。身長163cm、細く華奢な身体付きだが、胸元が酷く寂しいことを指摘すれば愛用の鞭が飛んでくるとか来ないとか。白と真紅を貴重としたアンクル丈のドレスを着ており、腰には太い黒のリボン付きベルトが1つ、腕には金色の薔薇があしらわれたかなり細めのブレスレット。革製のダークブラウンのブーティーを履いていることもあり、比較的動きやすい格好をしているようだ。
性格/ 我が儘放題、天上天下唯我独尊を地で行くような危うい気質。7人の小人たちを「奴隷」と呼んであれこれこき使い「可愛がる」、その手酷い女王様ぶりは、「幾ら何でも童話の白雪姫像とかけ離れすぎている」「そもそも人としてどうなのか」「とても子供には見せられない」と御伽の国全般で悪評高い。継母役の王妃様は「なぜ私ではなく娘の方がこうなのか」「とうに適齢期だというのに見合い話が全く来ない」と頭を抱えていらっしゃった。
しかしひとたび自分の「奴隷」になった者は主人として庇護する侠気があり、彼らのことを彼女なりに大切に想ってはいる模様。ちなみに7人の小人たちは彼女に忠実であるものの、「わりと怖がり」「根はヘタレ」といった彼女の素の性格をそれとなく引き出してからかっては鞭を受けるという謎プレイに興じていた。わりと彼らも彼らでご主人様に日々仕返しをして楽しんでいたようである。
小人たちの指摘する通り、本来は臆病で気が弱く、継母に憎まれ殺されかける役ということで、幼い頃はいじめられっ子の方であった。そのままでは自分の意見もまともに言えぬ、泣いてばかりの弱い少女に育ったはずだが、しかし何かをきっかけに少しずつ自分に自信を持つように努め出し、どこで道を間違えたのか、いつしか今日のような女王様に成り果てていた次第。自分の強情さや天邪鬼さは自覚しており、たおやかで優しいシンデレラを妹のように可愛がりながらも、内心物凄く憧れている。
内心恐怖におののきながらも、そして実際に大したことはなんら出来ずとも、口先だけ無駄に強者ぶるのは己を鼓舞するためであり、結果論なところもあるが、無鉄砲もとい勇猛果敢。持ち前の自信過剰な女王様気質はリーダーシップに近いところがわりとあったりなかったり。ただ、未だに逆境を前に腰が抜けたりするので、いまいち頼りない時もある様子。
得意なこと/ 強がり、はったり、強行突破
苦手なこと/ 雷、急襲、素直になること
備考/ 持ち前の傲慢さゆえ、ふてぶてしくもいつかグリム兄弟と同じ規模の自分の城を建てるという野望を抱いていた。「主人たるものが可愛い従者に手をかけるなんて」と、彼らへの怒りは人一倍。
パーティーの席では相も変わらず7人の小人たちと女王プレイに興じていた。が、突然の爆発の際咄嗟に突き飛ばされたため、彫刻の陰に転がり込み爆風や瓦礫を逃れる。惨状を見渡せば、そこにはおびただしい数の死体、そして口先では罵倒しつつもかけがえのない存在だった小人たちの無残に変わり果てた姿。彼らの遺志を無駄にせぬようその場では生存をはかり逃げ出すも、大好きだった彼らの仇を討ちたいと一念発起。生存した仲間と連携し、グリム兄弟に対抗する力をつけるのが目下の目標。復讐心に燃えつつも、夜になると死んだ小人たちが恋しくなり子どものように泣いてしまう有様。
持ち物(現在)/ 愛用の鞭。継母役の王妃様の小道具だったものだが、昨今の幼い読者に鞭打ちは見せられないと廃棄処分になるはずだったところを貰い受ける。なんら魔力は持たないが、本人が楽しげに振るうその威力は、ドラゴン以外が相手ならそこそこ高い。
持ち物(予定)/ ひとつは魔法の林檎。半分の赤い部位は毒薬に、もう半分の白い部位は薬になる。かじっても時間を置けば自己再生するようだ。もうひとつは魔法の宝石が7つ入った革袋。宝石は7人の小人たちが採掘場で掘り出して研磨したもので、これを飲み込むと瀕死の傷を自然治癒が可能な段階までなら治すことができる。消耗品。
(/大変遅くなりました、主キャラのPFです。口先だけは強がりですが根はヘタレなへっぽこ白雪姫となりました。ご迷惑をおかけしてしまうやもわかりませんが、仲良くしていただけたら幸いです。)
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