201 2016-12-29 23:04:24 |
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眠ってしまった愛しい人の規則正しい寝息を聴きながら、ああ今"愛しい人"とか思ってしまった、なんて妙に冴えた頭で考える。
すっかり日が昇って、カーテン越しにも眩しいくらいの快晴だけれど、動き始めた街の音は何だか遠く聴こえる。
床に横たわったままのカメラを拾い上げて、レンズ越しに枕に広がったきらきらと反射する金髪や呼吸に合わせて震える睫毛を見たら、彼が写真を撮る理由が少し分かった気がして溜息が漏れた。思わずシャッターに掛けた指に力が篭って、寝顔がその箱に閉じ込められる。
「あなたは俺を綺麗だって言うけど……ユウトも綺麗だ。……知ってた?」
呟きは当然届かないものとして。そこから離れようとしたのに薄く目を開けた彼に手を引かれて倒れこむ。カメラがマットレスの上を跳ねて床に着地した。
寝てたんじゃないの、とか。思うより先に唇同士が惹き合って小さな音が立つ。
もう一回する、って彼が言って、ばか、って俺が言って、怠くて重い身体でベッドの上を二人で転がった。
泣きじゃくりながら、彼の身体中に散りばめた幾つもの鬱血に重ねてキスをする。
既存の言葉じゃ足りなくて溢れた衝動があなたを繋ぎとめていられるのならそれでいい。
更新通知が届いていたので、もしやと思い覗いてみたら思いがけないサプライズ……。
前回のレスは動揺していて上手く言いたいことが言えていませんが、多分今回もめちゃめちゃだと思います。あなたが読むことはもうないのかもしれませんが、というよりも、ここの存在を忘れるくらい今の生活が充実することを願うべきなのでしょうが、どうしてもお返事したかったのでこうして来てしまいました。
竜児と有人くんのことを覚えていて下さって嬉しいです。
何度か読み返して、こうすれば良かったとか、自分の下手くそなロルだとか、有人くんの素敵な設定を生かしてあげられていなくて後悔や反省ばかりしていたのですが、一時でもあなたにとって思い入れのある場所になっていたなら幸せなことです。
時間を割いて書き込みに来ていただいてありがとうございます。
ここはわたしにとってずっと大切な場所です。
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