201 2016-12-29 23:04:24 |
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なんてことない些細なことでもこの二人は大事にしてくれそうなので妄想が尽きません(笑)。いろいろやらせたいですね! 他にも何か思いついたら随時お知らせください!!
了解いたしました。ということでなんだかもちゃもちゃと詰め込んでしまいました……。
ありがとうございます。通常のワンルームという認識で大丈夫でしょうか? 後で同棲する部屋はもう有人くんが決めているということ(で合ってるでしょうか)ですが、もし間取りなど考えてあればお教え下さい。まだまだ出番のなさそうな部屋なので全然後でも、相談して決めるのでも大丈夫です〜
(素っ気ないというよりは、淡々としていて無駄がないだけなんだろう。さっさと車を降りてしまう彼を、もどかしくシートベルトの呪縛から解かれて足元の鞄を無造作に掴んで追う。自分自身、一緒にいるときに携帯を弄る人はあまり好きじゃないのに、抱き合ってるときになんて論外じゃないか。これから彼の部屋へ招かれるのだから、車内での抱擁を解くのに未練も何もないんだけれど、何だか彼が少し冷たくなったように感じて、ぎゅっと唇をかたく結ぶ。何度も来ているけれど、いつも玄関に足を入れた瞬間ふわりと漂う彼のにおいに生活感を感じてどきりとする。ブーツの紐を片手で解きながら、言われた通り鍵をかけて、上がった先の彼の背中越しに見た部屋はいつもより少し広くて、無愛想な段ボールが点々としている。敢えてそこには触れない。そういう冷淡さみたいなものが、彼から、というよりは住人が出て行っても関係ないよとその痕跡が残ろうが知らんぷりを決め込むこの手のアパートの部屋と段ボールから発せられているような気がして。暑苦しいジャケットを脱いで、鞄と一緒にテーブルの脇に置いて、少し迷ってから重ねて着ている薄手のニットのカットソーを脱いで、その上にぽいと投げる。囚人みたいなボーダー1枚になってやっと季節相応の格好だ。そんなに化粧された顔が気に入らないのかと苦笑いしたくなるほどに気にかける彼にうん、と短く返すけどその気はなくて、ベッドに乗り上げて三角座りで携帯をぽすんとぞんざいに放り投げる。アプリの画面を開いて、だ。変わりばえのないお疲れメッセージだろうなと思ったから文面は読んでいない。派手なスタンプと絵文字が踊っていた気はする。そんなに大事じゃないし疚しくないっていうアピール。彼がSNSが苦手なのは俺とメールでやり取りしている時点で明白で、嫌だったり気になるなら言えばいいじゃんと思うから。……じゃなくて、白けさせたなら自分が悪いとはいえ、ああいう会話の直後でこんなふうに放っておく? もっとも彼は俺が真っ先にメイクを落としに行くものだと思っているのかもしれないけど。「ね……こっち来て。はやく」と膝の上に顎を載せて、段ボールをごそごそやっている彼の横顔を睨む。「キスしてほしい、から」追い討ちだ。それとも、車のアレで満足したの? 本当に? だって、今、彼が俺に触れて俺が彼に触れるってこと以上に大切なことってないだろう。彼が振り向く前にふい、と膝に頰をくっつけてそっぽを向くと目に入る豊枝とのトーク画面。『彼氏さんに謝っといてください(泣き顔)』の不可解な部分にぽつん、と頭上にクエスチョンマークが浮かんだ)
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