匿名 2016-12-23 19:46:02 |
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(羞恥心を煽る細かな言葉が囁かれれば一層追い詰められ、真っ赤な顔を嫌々と振り「――っ!言わんでも良いっ…!そんなものよりこっちを食べれば良いのじゃ…!」相手の顔を両手で挟むとぐいと引っ張り、耳ではなく唇に触れさせようと自分も顔を近づけて。唇が重なる少し前、軽く噛んでおいた舌先からはほんのりと血が滲み、唾液と混ざって口づけを受ける相手の中に入っていき。僅かな鉄の匂いに気付かれない内にまた唇を離せばにぃと満足そうに微笑んで「…これでお前様の願いは叶ったも同然、わらわとお前様の縁は誰にも切れぬ…ずっとずっと一緒じゃな」相手にかけたのは古いまじないのようなもの。本来は双方の血を使うのだが、神の血だけでも十分だろうとどこか恐ろしげな赤く濡れた唇で説明し)
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