っ…(地を這うような低い声。ぞわりと足から駆け上がる殺気に恐怖と同時に異様な興奮を覚えてしまうのは性。身構えてはいても寸前で消えた姿と掬われた足元、打ち付けた背中にヒュッと浅い呼吸をするも痛みに顔を歪める隙も惜しく銃口をしっかりと巳尾の額に向ける。引き金は引かずとも「動くな」と一言)