だって、僕もまだ、ノーマークだから(ぐ、と首筋の襟を引き自分にはまだ誰の印もついていないと示してから今度はこちらが一歩踏み出す。無意識に変わったのであろう巳尾の声色に自身の獲物である拳銃に手を触れさせつつ漸く目を巳尾に向けて)