教頭 2016-12-10 17:19:00 ID:4c3e4afcd |
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(一通り作業を終えると右手を首にあて コキッと音を鳴らす。高身長な割に姿勢が悪く、背中を丸め首が前に出る様な歩き方をしているので 余計に首や肩が凝る。握り締めていたラベルに 人魚 と記された小瓶を、自身の胸ポケットに入れる。)
.... 確かめたいことがあるんだよねェ 。
(そう呟いた当人の表情は陰がかっている。アタッシュケースを速やかに片し、完了した案件の書類に〝済〟と書き記した。最後に 灯りにしていた蝋燭にフッと一息。闇に包まれるが扉はすぐそこ、歩み寄りドアノブであろう場所を推測し手を伸ばすーーーー しかし、)
.... 無い。
(確かに部屋の突き当たりには来た、が ドアノブが無い。それどころか独特な木製の扉の臭いや感触すら無い、ただの壁だ。一瞬疑問を抱いたが 次の瞬間ハッとし、あることを思い出す。)
クッ、参ったなァ。すっかり〝鍵のかかる部屋〟のことを忘れていた。
(鍵のかかる部屋は、貴重な資料や薬品、材料が揃う 言わば〝入れる人のみが入れる部屋〟だ。膨大な防御魔法がかかった扉は、物理的外力ではほぼ100%開けることが出来ない。鍵の所持は 事務長である当人と、教員の何人かのみ。尚且つ 部屋自体に〝知性〟がある為、暗闇=誰もいないと判断されてしまうので出入口である〝扉〟自体が消えてしまう。つまり暗闇の中で〝扉〟を探すことは不可能ということを指しているのだ。生憎、火属性の魔法は施しておらず、先程使用していた蝋燭に点火するマッチ棒も最後の一本だった。 )
.... 僕がスルメになるのが先か、助けが来るのが先か 、
(冗談を言っている場合では無い。自身の【分身複写魔法】は相手が居なければ、万能では無いことを痛感する。冷たい床に腰を下ろし、これは困った と呟いて 頭を掻いた。)
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