刀剣男士 2016-12-03 02:24:40 |
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……嫌に決まってるだろ…。
(繰り返される肯定に動揺は深まるばかり。一体審神者は何のつもりで、と直ぐ様怒りにも似た疑問が込み上げるが、そもそも審神者が自分と“彼”の関係を知っていたとは限らない。そればかりか『関係』と名を付けられる間柄であったかも分からないと考えれば、怒りは一気にやり場を無くして胸中を彷徨い。処理しきれない程の感情に搔き乱され再び呆然としていた時、突然視界に映ったのは不服気な相手の顔で。あまりにも“彼”とそっくりなその顔を見ていると、深く胸を穿たれるような息苦しさを感じ視線を逸らして弱々しい憎まれ口を叩くのが精一杯であり。兎に角此処で相手と押し問答をしていても意味が無く、何よりこの場から立ち去りたい一心で目の前の相手を強引に押し退け。向かう先は無論審神者の元、相部屋だけは御免だと直談判するつもりで足早に廊下を歩き)
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