主 2016-11-07 18:03:31 |
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>環
(自慢じゃないが顔つきは化粧をして漸く中性的に作れると言うだけ、化粧を落とした今は逆立ちしたとしても女には見えない己の事を頬を緩ませて可愛いと言う彼に動物やら何やらを見る気持ちと同じ物を抱いているのか、と疑念を抱き。そうは言っても、可愛いと褒められる事が嫌じゃなくて何だったら黙らせたはずの心臓が再び煩くなりそうだから仕方が無い。何か返事を返さなきゃと頭を働かせていれば先に戻って来た注意に助かったと頭を頷かせて。半分持つとは言ったがその中身まで考えが至らず、彼の配慮に気づかぬまま"はぁい"と間の抜けた返事をし袋を手首に掛けて。外に出れば冷たい風が吹くものの早速とパピコの袋をピっと開いてまず一つすぐ食べれるようにしてから「たまちゃん、あーん。 さぶい日に食べるアイスってちべたいでしょう。なのに幸せな気分になれはるから止められなくて困るよねぇ」それを先程の煙草のように彼へ食べさせるように渡してから同じように自分もマスクの隙間から咥え、冷たさに背筋をぶるると震わせるも言葉通り幸せそうに体を縮こませて。時折ビニール袋をガサガサと鳴らしながらのんびりと歩くと「俺ねちびっこい時、ずっと北海道と京都を行ったり来たりしてはったんです。北海道だともー足首くらいまで雪っ子積もってはるんよ」寒いとは言えど比べ物にならない幼少期の記憶を引っ張り出しつつ帰り道の話題を出して)
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