宝石魚は恋を喰う【 指名 / ML 】

「 おっしゃ！今日のライブも盛り上げていくぞ！ 」
「 …あんたと居ると擽ったい気持ちになンの。自分じゃ無くなるみてーで、いびせェけど嫌じゃない 」

名前― 一深（いっしん）

性格― バンド内で一番の歳下だという事も有り弟気質でやや甘えただが、自身の精進とバンドを売る為ならば多少の労力は惜しまない努力人。皮肉にも其の努力ややる気が空回りし、時に失敗を招く事もある為重要な局面に於いては人より慎重に成りがちであるが、基本的には調子に乗り易いタチで悪ノリも多々。然れど本来は真面目な性分であるが故、程度を確りと理解した上の言動をする。今現在まで大した荒波を経験せずに歳を食った為かやけに平和呆けした性質であり、人を疑い探る事が不得手で若干の騙され易さがあるが、単純思考故に時折物事の核心を突く発言を繰り出す。派手な外見の所為か勘違いされ易く、初見客や初対面の相手にはチャラそうとの印象を抱かれる事が屡々あるが、実際の性分は上記で述べた通りの真面目なもの故に深谷一という人間を知れば知る程ギャップが感じられる。

外見― 毛先が外へ向かい跳ねたレイヤーが入ったミディアムヘアは周囲の眼を惹くプラチナブロンドカラー、右横髪に数本ピンク色のメッシュを入れて減り張りを付けている。前髪は降ろせば毛先が瞳を覆う程度、横に分けれど邪魔らしく行き着いた先はヘアピンで上へ纏め上げると言う手段で、生み出した頃合からポンパドールヘアスタイルは変わる事は無く或る意味チャームポイントである。己にも浸透しており、私生活でも前髪を上げる癖は其の儘。二重幅の広い猫目な瞳は元の虹彩は焦茶色。シュガーキャンディ活動時は暖色系のカラコンを装着し、瞳の形を強調したメイクを施す。色味は大方カラコン同様暖色系が多々で、元より明る気な雰囲気を醸す顔立ちを更に明るく魅せる。鼻梁の整った鼻に、薄い唇の口角は上を向き案外愛嬌のある顔つき。活動時以外の服装は緩さがある上派手な色味な物が多く、髪色も相俟って眼を引く事も屡々でギャから頻繁に目撃情報が上がる程。ピアスは舌に一つと、左耳朶に二つ軟骨に三つ。右耳朶に三つ、軟骨に二つと多め。遊び心はピアスにも働くもので、ワンポイントとして変わった形状の物を好み身に付ける。お気に入りは鰐のピアス。身長は179cmと日本人男性では高身長の部類に属し、細マッチョ体型。特にドラムスティックを扱う両腕の筋肉は均等に着いており本人曰く少し自慢出来るもの。ネイルは演奏に支障がない程度の飾り映えで色味はカラフル。

担当― シュガーキャンディドラム

備考― 本名は深谷 一（ふかたに はじめ）。活動名である「一深」は本名を分解しくっ付けた簡素な出来栄えだが、本人は甚く気に入っている様子。家族構成は父母妹、それと己。何とも平々凡々な中流家庭に生まれ育ち、学生時代は何事もなく過ごしていた。因みに言えば成績は上、学年でも大方五本の指に入る程の優秀さを見せ健やかな青春時代を過ごす。転機が訪れたのは高校二年の頃、彼女の付き合いで或るヴィジュアル系バンドのライブを鑑賞しに行った事が機で魅力に惹き込まれ、それ以来彼女と共にライブやイベントに足繁く通い始める。その際の推し麺がドラマーだった事もあり、興味本位でドラムを始める。今では彼女とは友人関係に戻れど、今やこの世界に導いた恩人の様に感じており交友は続いている。出身地は広島県でまだ訛りは抜けきらぬ様。一度は標準語を習得しようと孤軍奮闘したが、マイクパフォーマンスの際にイントネーションが可笑しいと指摘され諦めた。尊敬する相手は雪蛍のドラム担当、可愛らしい顔と対照的な男前な態度も白黒はっきりした言動も全てに於いて敬愛を寄せる対象であり、兄貴分の様に慕う反面これが本当に敬愛だけの感情なのか疑問を浮かべる。相手が同性だという事もあり恋愛の情を向けるのには些か未だ抵抗と恐れがある様子だが、他麺との区別的な要素は素知らぬ内に態度に表れ出てしまう。

ロルテ― うあ、さむぅ。…１１月始めなンに、なんでこがぁに寒いん？
（ ライブもイベントも予定に無く、カレンダーに空白が躍る１日。最近は悉く予定が詰まっていた為、漸く巡った休日に息抜きだとばかりに各所へ赴く面子と相対的に非常に手持ち無沙汰な状態は次期に飽きと成り。手持ち無沙汰故に電車に飛び乗り近場の小さなスタジオへ赴き、新曲やら何やらの練習に手をつけ。そうしている間に腹がの虫が鳴り出し、そろそろ時間かと腰を上げ。代金を払い帰路に着き、漸く最寄りの駅に降り立てば白に近い金髪の髪を弄び頰を撫でる風は既に冬特有の澄んだ温度に成っており、日が沈んだいる事もあり更に体感温度は低く身体を縮込ませる様にして街灯の下歩んでおり。思わず口許から溢れ出た文句めいた上記の言葉は、其の儘風に掻っ攫われて誰彼からも返答は帰って来ずに周囲に溶けて消え。駅前の時計に目を遣れば時刻は丁度21時過ぎで、駅前は周囲は帰宅する会社員やらが疎らに見受けられ＂お疲れ様です＂と他人事も甚だしい感想を抱き帰路に着く彼らと真逆の方面へ歩んで行き、目的地のコンビニの灯りが眼に沁みてはしばしばと目を瞬かせ入店して。ぶらぶらと緩慢な足取りで雑誌コーナーを横切り、目的の酒が並ぶ棚へ視線をやり今夜は何を呑もうかと選び始めれば、不意に思い起こした同室の彼の姿に思いを馳せつつぽつりと一言零し。 ）
＿＿あの人、何の酒好きだっけ



（ / >50でドラムくんのkeepをお願いした匿名の者です…！keepとお褒めお言葉、並びに此方の稚拙な描写に素敵な返答を有難うございました。更に時雨さんに惹かれ、早くお話してみたいと意気込みつつpfを作成して参りました。相も変わらず拙い文章が長ったらしく綴られております故、如何せん見辛いと思われますが目を通して頂ければ幸いにございます！　）