主 2016-11-07 18:03:31 |
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>環
たまちゃんこそ飲み過ぎて倒れたらあきませんよ
(籠の中に放り込まれる幾つもの缶に目をやれば本当にこんなに飲めるのだろうかと少しだけ頭を拉げ、それでも酒好きの彼を思い出せば心配は要らないかと思い直し「さっきも言いはったけど、俺は据え膳を無視しはる男じゃあらへんからね」冗談として向けられたその言葉にこのアルコールの量では倒れるのは彼だろうと意地悪を返すみたいに言葉を続け。第一に今は空腹が一番に頭を締めているが空腹さえ満たされれば今度は人肌が欲しくなると経験上理解しているからか、強ち脅しじゃなくて本当なんだよなぁと胸に落として。酒を選ぶ彼をその場に残し、つまみになりそうな惣菜を数種類と個人的に食べたかった冬の新作のチョコレートを数種類抱えて戻り。食べたいものを食べたいだけ食べられると言う夢みたいな状況に普段から緩みっぱなしの顔は一層と緩んで「あんたと同室で良かったなぁ思うて、…たまちゃん俺に優しくしはるから、俺はいっつも幸せ」買いたい物が揃えばレジに向かうまでにぼんやりと、頭に浮かぶその気持ちをその場で紡ぎ。最初の距離感を測りかねていた己に言い聞かせてやりたいと溢れるように小さい笑い声を上げて)
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