主 2016-11-07 18:03:31 |
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>環
…ようけ待ちた
(楽しそうな賑わいを少し離れた所で聞くのは好きな癖に、そこに彼の声が一つ交じり己の携われない場所にいると自覚をすれば不思議と面白くなくて。かと言って急かすことも無ければただ彼が此処に来ることを半ば理不尽に不貞腐れながら待つことしか出来なくて、漸く開いた扉から現れたのがシュガーキャンディの他のメンバーではなく待ち侘びた他でもない相手の姿で、嬉しさから目元を細めて口元を緩める微笑みを浮かべては前述を、差し出された手を使い体を起こして「ちゃんとタクシー呼んではります。早う帰りましょ」立ち上がるために握った手の片方を其の儘繋いだまま己のジャケットのポケットに突っ込んで、先の嫉妬心から頭の中には少しでも早く彼と二人きりになりたいとそんな思いが生まれていて、いつもと変わらず何も考えていないような顔をして廊下を歩く中で「――…冷蔵庫、お酒有ったっけ。 俺とたまちゃんだけの二人きりん打ち上げやから、沢山飲みましょねぇ」己が煙草を好きなように彼が酒を好んでいることを知っているからか、本当は彼は打ち上げに参加したかったかもしれないと考えを一つ浮かべて。ちらり、と伺う様な控えめな視線で彼の顔を捉えればへにゃと空気が緩むようなのんびりが炸裂する笑みを浮かべ提案をして)
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