主 2016-11-07 18:03:31 |
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>環
(啄まれ冗談の様に軽さを含んだ口付けは繰り返される度に注射器で媚薬を打たれたように頭の中がドロドロに融けて、体温が上がり段々と正常の考えが出来なくなり始める中で背中を撫でられると直接的な触れ合いに喉に留まる酸素が突っ掛かりヒュと音を鳴らし、溜まる灰が落ちてはいけないと相手る片手を使い彼の胸元を押すことで反動として体を起こし、膝に座っていた身体を其の儘ずるずると滑らせるように下して「火傷しちゃう。……腹減ったぁ、らーめん食べたい」落ちそうになる灰を携帯灰皿をゴソゴソと取り出しながら思ったことを直ぐに言葉に変えて、性欲に傾きかけた頭の中身はぐう、と鳴った腹の音のせいで一瞬で変わりひーんと泣き言をいう様に眉を八の字にしながらあっさりと変化した自分の欲しい物をぼやき。「もぉこんまま帰りたい、……う゛ー、化粧落としいやあかん」何よりも耐え難い空腹を思い出したことで時折煙を吐きながらもすっかりやる気スイッチが何処かへ飛んでしまって、甘えるみたいに頭を寄せればやりたく無いけどやらなきゃいけないと言う事を上げて行き「たまちゃん、服だけ着替えてもー帰りまひょ」結局は何処までもだらける事に決めたようで最低限衣装だけは着替えると己を奮い立たせて短くなった煙草の火を消し灰皿に押し付けて、ちゅうとリップ音を鳴らす様に首筋に口づけてから「すぐ着替えるさかい、またあとで」と笑みを一層と強めてその一言を残しゆっくりとした動作で立ち上がり、ノロノロとした動きで自分たちに宛がわれた楽屋へ足を進ませて。途中で一度足を止めれば小さい動きでチラチラと片手を揺らし再び足を進ませて)
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