【　お相手様募集板　】（一対一限定）

ある嵐の夜、激しい雨が打ち付け、暴風が木々と建物を揺らす。人一人など飛んでいってしまってもおかしくない天候の中で、外に出る者など当然いないはずであった。
ガタガタと揺れる窓と、唸りのような風音を聴きながら、教会の宿舎スペースに割り当てられた自らの個室で日誌を書いているのは、この教会の運営を任せられている神父だ。
文字がずらりと並んだ紙束から目を上げた時、ふと神父の耳には風雨に混じってドンドンと扉を叩く音が聞こえたような気がした。
不審に思い、固く閉ざしてある入口を開けに行けば、そこには全身濡れ鼠となりひどく顔色の悪い、しかしどこか目を惹き付けるような不可思議な美貌を持つ青年の姿が。
青年は、神父に縋るように弱々しく手を伸ばす。それとともに、「たすけてください」と青白い唇が動いた。伸ばされた手は、神父に届く前に力無く落ち、身体が傾いていく──


提供 : 神父を誑かし、悪に堕とすことを目的とする悪魔の青年。
自身を地獄へ打ち捨てた父なる神への復讐を企んでおり、その過程として神の下僕を穢して己が眷属にしようと目論んだ。
嵐に見舞われた不運な旅人として神父に助けを求め、以降は街の宿に居着いては足繁く教会へ通う敬虔な信者を装って神父と接触を図る。
好青年を取り繕っているが、本性は悪魔らしく享楽主義で、神々への冒涜となるような行い全般を好む生粋の悪辣さを秘めている。

募集 : 嵐の夜に悪魔を助けた神父
神の下僕として相応しい敬虔な信者。街で唯一の教会を運営し、人々のために働いている。
間違いなく善良であると言える人間だが、しかしその一方で不安定な部分を持ち、切っ掛けがあれば悪魔の手にも喜んで堕ちてしまうような危うさを秘めている。


・B(M)L前提。
・長文傾向。
・積極相談を行える方を募集。
・相性重視


ふんわりと中世の世界観をベースに、シリアス多めで物語を展開させていきたいと思っています。
良縁願いまして。ありがとうございました。