姫って呼ぶんじゃねぇ!!”BL”

姫の全部が、です(にこっ)

嫌じゃなかった…ってことは、期待していいんですね？(ぱあっと明るくなり)

もうやだ…(答えを聞くと顔を隠して)

好きにしろ。(熱くなる顔を冷ますように手であおぎ)

なーんで顔、隠すんですか？(グイッと顔を隠す手を退けて)

ふふっ、好きにします(くすっ)

ちょ、やめ。(手を退かされると、真っ赤になった顔が現れ)

あ、でもキスとかはすんなよ？(好きにしろとは言ったが何度もキスされるのは心臓に悪く)

顔、真っ赤ですよ？(くす)

えーっ！……しようと思ってたのに…(ﾎﾞｿｯ)

可愛いなんて言われ慣れてないからだ！！(笑われると開き直ったように怒り)

はぁ、するなら、その。人のいないところでな？(近さもありしようと思ってたと聞こえるとため息混じりに述べて)

じゃあ、これからはオレが姫に可愛いって言いますね(にっこり)

！…今、人いませんよ。(ジッ、と獲物を狙うような目で見つめて)

いや、言わなくていい。男同士で言ったって誰が喜ぶんだ(ジトっと見て)

っ、す、こしだけだからな？(見つめられると背中がゾクッとしぎゅっと目をつぶって)

姫と、オレ？(首を傾げ)

そんな怖がらないで…(そっと頬に手を添え、優しく引き寄せてからキスを落とし)

俺は喜ばねーよ！(普通に名前を出されると否定し)

っ、ん。(頬に手を添えられただけで肩が揺れ、なんでキスしてんだろとぼんやりと考えて)

…ゆず、可愛い…(相手の耳元で囁いて)

ゆず…、好き、大好きです…//(再度キスをしてから離れて)

っあ、や、め。(顔を真っ赤にさせ、耳を押さえて相手を睨み)

お、まえ。なんなの……(離れると恥ずかしそうにして)

ふふ、そんな赤い顔で睨まれても、誘ってる様にしか見えないけど？(くすっ)

なんなのって…、姫が大好きな後輩？(にこっ)

誘ってないから、勘違いするな(べしべしと軽く叩き)

大好きって言っても…こんなことになんないだろ(少しは我慢しろよと思い)

わ、わかりましたから叩くの止めてくださいよ(可愛い人だな、と思いながら)

仕方ないじゃないですか。健全な男子高校生ですから(にっ)

ん、分かったならいいけど(叩くのをやめて満足そうにし)

健全な男子高校生は男の先輩とこんなことしません(深くため息を吐き)

けど、さっきの可愛かったですよ(微笑)

ふふ、ゆず可愛い(くすくす)

可愛くないから(叩きそうになるのを我慢して)

どこがだよ…もー。そろそろ離れてもいいだろ？(いつまでくっついているんだと思い)

可愛かったです！(にこっ)

やです。好きにしていいって言ったのは姫なので、好きにします！(ぎゅーっ)

可愛くない、もうやめろ(睨み)

だぁーー！やーめーろー！(じたばた)