ようこそ犯罪者の諸君。私はこの施設の管理者、そう『プロフェッサー』とでも呼んでもらおう。君たちがここへ連れて来られた理由は分かっていると思うが、あらためて説明させていただこう。
ここは重き罪を犯した犯罪者が法により裁かれる場所。しかし、この世界で簡単に犯罪者を裁くことは困難であることを君たちはよく知っているはずだ。だから犯罪を犯したわけだからね。そんな君たちみたいな厄介な存在を、世は良しとしないわけだ。そこで作られたのが、ここ。より簡単に君たちを処罰することができる場所だ。
ふふ、まだ状況を掴みきれていないようだね。処罰……いや、ここはあえて『ゲーム』とでも言っておこうか。すでに『ゲーム』は始まっているよ。一人、また一人と君たちと同じ犯罪者たちが命を落としている。分かるかい?ここに連れて来られた時点で君たちは死刑を宣告されたのだよ。
なにも分からないまま死を待つのは趣味ではないだろうから、一つ生きて出られる方法を教えよう。簡単なことだよ、難しく考える必要はない。
すでに君たちの中に紛れ込んだ『裏切り者』を見つけ出せばいい。『裏切り者』は私の直属の優秀な部下だ。そう簡単には見つかりはしないよ。そうそう私の部下は『一人だとは限らない』から、常に自分以外の犯罪者に気を許さないことだ。
嗚呼、また誰かが犠牲になったようだ。それでは検討を祈るよ。犯罪者の諸君。頑張って生き延びてくれ。
(/しばらくレス禁)