その名は『ゼロ』【推理/犯罪者/デスゲーム/途中参加歓迎】

「さあ、貴方様の罪を教えて下さいな。大丈夫、神は懺悔する信徒を見捨てはしませんわ。」
「『ゼロ』…ああ、なんて罪深い信徒なのかしら。神のために穢れたこの身、せめて天へと還る前にその方の罪も清算して差し上げられたらいいのだけれど…。」

名前：イドラ・リヒッテン
性別：女
年齢：20歳

性格：慈愛深い敬虔な宗教信者で、普段は非常に温和な犯罪者とは思えない淑やかな女性。しかしながらその神への深すぎる敬愛心のあまり自らを神が地上に遣わした天使だと妄信しており、その行動の全ては神への愛故だと宣う。宗教観さえ目をつぶれば比較的常識人であり、教養はあまりないものの他者への気遣い等は持ち合わせている模様。その何処か薄ら寒ささえ感じる優しさ以外には何もなく、優しさと神への信仰心を取り除いてしまえば彼女には何も残らない。

容姿：艶やかな黒髪は前髪は眉上と短く切られ、腰まである後ろ髪は適当に切り乱されたようにぶつぶつと長さが毛束ごとにばらけている。ぱっちりとしたどんぐり眼はいつでも熱に浮かされた様に蕩けており、右目が輝くような明るい青緑、左目が深い青と左右で色が異なる。白い肌にすらりとした細い体、身長は163cm。華美でない程度に装飾が施された踝丈の白いエンパイアワンピースに薄手のストッキングと黒い革のストラップシューズ、加えて普段から頭には白い刺繍で飾られたマリアヴェールを被っている。またワンピースの切り替え部分には濃青のリボンと共に薄青の時計草の花が飾られている。

能力：アストラル・コントロール
心霊等への干渉が出来、霊体である本人曰く「信徒」達を言わば自身の第二第三の身体とばかりに扱うことができる。ただし実態を持たない彼らに出来ることは限られており索敵的行為は可能ながら物質に対しては干渉できない。またこの能力により対象の精神力にもよるが生きている人間の魂を一瞬だけ体から弾き飛ばし気絶に近い状態にさせることも可能であり、その間魂の抜けた本体は一時的ながら死体となる。

罪歴：懺悔と称した私刑を一般人に無差別に課していった。内容はその対象により様々、同級生を虐めていた野球少年ならば手足の主要な関節の骨を砕き、老人を敬わない若者ならば腰の骨を砕き下半身を不随に、犯罪を犯した者ならば死なない程度にそれと同等の行為を罰として与えた。全ては彼らがせめて生前に罪を償うことで敬愛する神の元へと導かれるための手助けであり、彼らが罰に絶望し死を望むのであれば神への逸る思いが抑えられないのだろうと喜んで手を掛けた。教会のシスターという外的イメージだけで長い間捜査の目から逃れるものの被害者の数が三ケタに到達しようかという時父と敬愛していた義父の神父に現場を目撃され、糾弾してきた彼をも手に掛けた所でとうとう逮捕に至った。その歪んだ正義感故に拘留所では手に負えず、抑制執行所へと送られてくる。

備考：一人称「私(わたくし)」二人称「貴方様、苗字＋様」。その出生は娼婦の母と顔も分からない客の男との間に生まれてしまった子供で、持て余した母親により教会へと預けられその後神父の養子となる。教会で次第に神への敬愛心を高めていけばある時能力を発言、死者の声を聞き他者の魂への干渉を許された己を神が現世の断罪を目的に遣わした天使と錯覚しその後犯罪に手を染めていく。

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