月 2016-09-03 18:33:52 |
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最初の客に選ばれただけで側使いにされる可能性があるというのは酷い事かもしれないが、銀の主も百年近く一人で過ごしていると退屈すぎて嫌気がさしていた。
誰か一人くらい話し相手がいても、許されるだろう。
そして同じ話し相手なら、妖力がある程度あり、容姿が整っていた方が良い。
「ごめんね、黒猫さん」
苦笑を浮かべた銀の主は、苦笑を浮かべ黒猫が通う飲食店に噂を流すよう、妖術にて作り出したネズミの妖人に使いを出した。
これで準備は整ったと、銀の主は客を迎える用意を始めた。
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