匿名さん 2016-08-30 23:37:49 |
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§ 珠紀
…うん、今度お邪魔させてもらうね。
(家へと誘う言葉に一瞬驚いたように目を見開くも、直ぐに赤く染まった横顔を見つめればふわりと笑へと表情を変えて。彼の気遣いが嬉しくて、その誘いに乗る言葉を告げ。「…え、嘘!そんなに降っちゃうの?」雪なんてそれほど経験がないためか、彼の言葉が冗談だとは気づかずに鵜呑みにしてしまい。だとしたら学校にどうやって通えばいいんだろうと途端に真剣な表情で考え込んでは。急に話された手に寂しさを感じて、もう一度と手を伸ばしかけたところで珠紀様、という声に言葉を止めて振り返れば一緒に住んでいる少女が鞄を持ってたっており、「美鶴ちゃん!、買い物に行ってたんだね」その小判から除く食材らしきものに買い物に行っていたことを悟り。そんなに重い荷物大変だっただろうなと気遣うように眉を下げ、)
§ アレン
そうですか?…でも、それでリナリーを安心させることができるのならば僕も嬉しいです、
(どうやら、自分の言葉で自分を取り戻したように見える彼女に良かったと安堵の息を付いて。きっと、このまま任務に望んでも充分集中できないだろう。そんな時にもしものことがあれば、それこそ室長に顔向けはできない。様々な考えを頭の中で巡らませていれば、自分の手を包み込むように握る柔らかな感触気づいて顔を上げ、ほのかに頬を赤くさせて。照れくさげに目線をやや下に向けかけるも、再度上げては嬉しそうに笑みをこぼして。やがて、遠くの方から列車が来るのが見えて、「列車来たようですね」とそちらに目線を向けては、ポツリと言葉を落とし、)
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