知り合いから貰うのは問題ないだろうが、流されている気がする。 でもこのまま頂いた物を返すのも、失礼だろう。 「わかりました、では後ほどお持ちしますね」 とりあえず納得した藤白はゼリーの入った箱を冷蔵庫に入れ、天宮を席に案内する。 席についた天宮の手元には相変わらず、一冊の本があった。 「本当に天宮さんは本が好きですね」