Ω種の主はわがまま“BL”

はい。自室にオヤツを持っていきますね。
(営業スマイルをお手伝いさん達に見せる相手に流石だな、と思いつつ自分も近くにいたお手伝いさんに遅くなった理由を簡潔に話しておいて。先程ゆっくりしよう、と言っていた相手に上記を述べてみて)


　

ありがと、じゃあ僕は部屋に行ってるね
(お手伝いさん達には感謝はしているがあまり信用しておらず、すぐに離れて相手に向けて上記を述べ。ばいばいと軽く手をみんなに向けて振りゆっくりとした足取りで２階にある自室に戻り)

はい。
(相手の部屋に行っている、と言う言葉を聞きそれに答えるように上記を述べて一礼して。さて、といったように厨房に行き時間の都合上簡単なモノだが今日のオヤツであるケーキを作り終えるとフォークと皿に入れたケーキを盆の上に乗せて相手の部屋に行き扉をノックして『神崎です。』と言い)


　

んー、開いてるー。
(部屋に戻って先ほどまで着ていた服を床に脱ぎ捨て、ベッドの上に置いてあった部屋着に着替えていて。しばらくぼーっとしながら、自分の手首についているバンドを触っていると部屋にノック音が響き。相手の名前が聞こえると触るのをやめてベッドの上に座った状態で返答し)

失礼します。
(扉の向こうから開いている、と言った相手の声が聞こえたのを確認すると上記を述べてドアノブに手をかけ扉を開けて。ベッドの上に座る相手が目に入ればベッド近くにあるテーブルにケーキとフォークが乗っている盆を起き『紅茶でいいですか？』と問いかけて)


　

ん、甘くしてね
(相手が部屋の中に入ってくるのを見ていて。他に入ってくる者がいないと確認すれば、足を伸ばしてゆっくりできる態勢をとって。テーブルに置かれた盆の上のおやつを見ては美味しそうと思っていて。問いかけられた言葉にコクっと頷き要望を述べ)

分かりました。
(自身の問い掛けに対して相手がコクッ、と頷き甘くしてほしい、と言う要望を聞くとふっ、と笑い上記のように述べて。一礼して部屋を出て小走りで自身の部屋へいき甘い紅茶を作るといつも通り本の少しの薬を入れておきカップを持って再び相手の部屋に戻り)


(/“薬”と言うのはオメガのフェロモンを押さえる薬です！)


　

よろしく〜
(自分の要望に了承してくれた相手に向かって嬉しそうにお願いし、部屋を出ていくのを見ては首を小さく傾げて。カップを持って戻ってきた相手に片手を伸ばし『紅茶ちょうだい』と述べて、既にケーキを一口食べていて。)


(/了解です！自分もフェロモン抑える薬をいつだそうか悩んでました)

どうぞ。
(部屋に戻るとケーキを一口食べていた相手が此方に片手を伸ばして紅茶を要求してきたのに上記を言い渡して。まだ一口しか食べていないと言うのに少し落ち込みそうになるが一応『美味しい……ですか？』と聞いてみて)


(/そうだったんですね。後返信が遅れてすいません！)


　

ありがと。
(紅茶を受け取って一口をゆっくりと飲むと『あちっ』と声をもらし冷ましてから二口目を飲んで。ケーキのことを言われてるのかと思い紅茶を飲みながら相手を見て、『美味しいよ？』とそのままフォークを器用に使って小さくケーキを取り相手の口元に寄せて)


(/大丈夫ですよー)

いいえ。
(相手が紅茶を飲んでいる所を見ていると紅茶を渡すとゆっくり、と飲むと熱かったらしく焦り気味に『大丈夫ですか？』と言って。美味しい、と言われればくすっ、とした笑みを溢して確かめてもらうように相手がケーキをフォークで取り自分の口元に寄せては『いいのですか…………？』と疑問をぶつけて)


　

ん、大丈夫。
(猫舌と分かっていながら冷まさずに飲んだ自分が悪いので、焦り気味に聞いてくる相手にコクっと頷いて答えて。疑問をぶつけられると少し考えるような仕草をして『まぁ、神崎ならいいよ』と答えて早く食べなよというような目で相手を見て)

………よかった。
(猫舌なのは知っていて少し冷ましてから持ってきたがまさかこれでも駄目だったとは思わなくて焦り気味に聞けば大丈夫、と言われほっ、として言い。自分ならいい、と言われて少し頬を赤く染めて『いただきます。』と言いぱくりっ、と食べて)


　

でも…薬入れたのはちょっと嫌かな…
(充分冷めたのか舌先でぺろっと紅茶を舐めて、独特な味のする薬を思い出しては嫌そうな顔を見せて。赤く染める相手を見ると、うっすらと笑みをこぼして食べる姿を見ては自分もケーキを食べ)

………！…流石ですね。
(薬を入れた事が簡単にバレてしまい苦笑いを浮かべながら観念した、と言うオーラを出しつつ上記を述べて。赤く染まった頬を撫でるようにして触ると相手が自分の使ったフォークで食べるのを再開しているのを見て覚め指すつもりか更に赤くなって)




　

小さい頃から飲んでるけど…これだけは慣れないからね
(相手の様子を見てははぁっとため息をつき、自分の身を守るためとは分かっているがなかなか好きにはなれず。さらに赤くなるのを見ては首をかしげて近づき『どうしたー？顔赤いけど』とニコニコしながら顔をまじまじと見ていて)

慣れるのもどうかと思いますが……。
(やはり相手にとってお世辞だったか、と思いつつもやはり身を守るためだから、と結論付けてふふっ、と笑いながら上記を述べて。ニコニコ、とした笑みを張り付けてまじまじ、と此方を見てくる相手から『何でもありません！』と言い目を反らして)



　

まぁ、それもそうだよね。薬に慣れとかいらないよね
(笑いながら述べる相手を見てはへらっと笑みを見せて、美味しくないから嫌だと思っているぐらいでいいんだと考え。目を反らすのが面白いのかわざと目を合わせるように回り込んだりして。)

そうですよ。
(くすくすっ、と笑いながらそう言えば、相手の気持ちも恵んで上げなければ、と思いつつ自分も慣れなければ、と思い。目を反らしたけれどわざわざ目を合わせてきた相手に吃驚して『わっ、』と声を出してしまい)



　

神崎も…自分の薬ちゃんと飲むんだからな？
(αも薬を飲まないといけないので、こちらばかりに飲ませるのではなく自分もちゃんと飲むようにと思い上記を述べ。吃驚したのか声を出す相手を見て、楽しそうにケラケラと笑い『大丈夫ー？』と頭を撫でてやり)