月 2016-08-05 23:20:23 |
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「俺は、この聖なる夜に誓ってアレンが好きさ。本心から愛しく想ってる。俺の恋人になってほしいさ」
アレンへの思いを囁くラビの二度めの言葉に苦痛はなく、その分愛しさが溢れていく。
その言葉に反応するよう見つめたアレンの表情にも、それと似た恋人への愛しさが浮かぶ。
「僕もラビが好きですよ。僕もラビの恋人になりたいです。愛しています」
視線を逢わし、距離は近づき重なりゆく。
重なった口元からは互いの愛が交わり、より深く濃くなる。
それはイブの夜によく似合う、赤く美しい愛と、白く輝く純粋な思いの重なりとなり。
鐘の音ですらも消せない愛しい、永久の聖夜となった。
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