「俺、アレンにずっと言いたい事があったんさ」 「言いたい事?」 ラビの振り絞るような言葉に相づちを打つよう、アレンは言葉を繰り返す。 その様子に愛しさと苦痛を滲ませラビは言葉を紡ぐ。 「俺は、ずっと前から、アレンの事が好きなんさ。もちろん、恋愛的な意味で。それが、エクソシストとして許されない事も、アレンが望まないかもしれない事も分かっていたけど、俺の気持ちは変わらなかったんさ」