月 2016-08-05 23:20:23 |
通報 |
最後の一口を口にしたラビは、ふとある事に気づいた。
そうだ、今の時間こそ気持ちを伝えるのに良いのではないだろうか。
しかし、ここでは人の出入りが多いため落ち着いて話せそうもない。
自身の部屋にはブックマンがいる可能性が高いため、とても話せそうもないし、となるとアレンの部屋しかないだろう。
問題はアレンだ。
任務の予定はないとコムイから聞いていたし、この時間に用事があるとは思えないが、確認は必要と言えるだろう。
平常心を装い、落ち着くよう自身の心の内で呟き、ラビはアレンに聞いてみる。
「なぁ、アレン、このあと何か予定あるのか?」
「別にありませんけど、どうかしましたか?」
内心緊張しているラビと違い、アレンの反応はいつもと変わらない。
心の中で難関を一つ突破した事を喜び、ラビはさらなる質問を続ける。
トピック検索 |