月 2016-08-05 23:20:23 |
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「ユーウー、居る?」
ベッドで書類に目を通している神田の耳に、自室のドアの外から馬鹿兎の声が聞こえてきた。
面倒事に巻き込まれるのは御免だと、神田自身がその声に返事を返す事はない。
しかし、それは意味のない抵抗だったようだ。
「いないのか?邪魔するさー……って居るなら返事ぐらい返してほしいさ」
「うるさい、居ないとは言ってないだろう」
返事がなければ諦めるだろうと思っていた神田の予想はみごとにはずれ、ラビは堂々と神田の部屋に入室してきた。
「居なかったら返事なんて出来ないだろ、つうか無視とかユウ冷たいさ」
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