月 2016-08-05 23:20:23 |
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部屋に戻った後も寝付けず、仕方がなく談話室で書物を読み漁るが集中できない。
日に日に神田への想いは色濃くなり、もう押さえ込むのも限界に近づいている。
やはり、実行するしかないのだろうか。
本当はこんな風にユウを傷つけるまねなどしたくはなかった。
もっとちゃんと想いを告げて、関係を持ちたかったのだ。
しかしどうせ望みが薄いのなら、僅かでもユウに俺自身を意識させて振られたい。
そんな事を考えながら、ラビは神田の部屋の前に辿り着いた。
一瞬悩みながらもとりあえずノックをする事にして見たが、返事はない。
そっとドアを開けて中の様子を確認してみると、神田は眠っているようだ。
音をたてないように部屋の中に入り、そっとドアを閉め鍵をかける。
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