月 2016-08-05 23:20:23 |
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自室に戻り、上着を脱ぎベッドに横になると神田はゆっくりと瞳を閉じた。
しかしすぐに眠りに落ちるわけもなく、先ほどのアレンとラビの様子が頭をよぎる。
以前は気にもとめてなどいなかった光景だが、今は違うのだ。
アレンの恋人は神田であり、ラビではない。
それなのに、なぜあの馬鹿兎は彼奴に触れることが出来て、俺は許されないのだろう。
理由は分かっている。
ラビは誰にでもスキンシップを取りたがる、アレンだけというわけではない。
それは以前からなんら変わりはしないことだ。
しかし、神田はスキンシップというものを嫌う。
煩わしいことが面倒に思えてしまうのだ。
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