〖やぁ〗 向かい合った俺とレナの間には一つの黒猫の人形があった。 その人形に向かって飛びつこうとしたが体が動かなかった。見えない何かが俺を椅子から離さないかのようだ。 〖レーナ・アリー。桐羽悠夜(キリバネユウヤ)。君たちが何故ここにいるのか分かるかい?〗 「あ”あ”?」 ヤバい。殺意がさっきからほんとヤバい。