「…ところでユウヤは何故ここに?」 「…俺も、何も分かんねえ。つーかこの椅子なんだよ、これしかねーのかよ…」 俺はため息をつきながら椅子に座る。とともにブザーのような音がどこからともなくヴーヴーとけたたましく鳴り響いた。 俺とレナは肩をふるわせる。一体なんなんだよ、ここは━━!! あぁ、少し怒りが込み上げてきた。 仕方ない、よな。いきなりこんな状況なんだから。