「…っ、なんでもねぇや、おい、黒猫人形。こっちこい」 言葉も乱暴もなる。 黒猫人形なら、なにか知ってるかもしれない。 説明してほしい。もう、なにも起こってほしくないのに。 なんでーとか拒否ってるけど俺は強引に抱きかかえ、二階の自分の部屋へ行こうとした。 「ご飯できたら呼ぶからね」 「…しゃべんなよ、お前…」 そういい残して階段をあがった。