黒猫 悠華 2016-07-27 20:46:22 |
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「や、やめて、レーナぁ…」
私は刃物をもってお姉ちゃんへ歩みよる。
お姉ちゃんは後ろに下がる。私は前へ。お姉ちゃんは後ろへ。ついにお姉ちゃんは壁際へ。
「なんで…なんでこんなことするの…?お願いよ、やめてちょうだい!」
「…なんで?わかんないの?教えてあげるよ。それはね、」
唐突にドアの開く音が鳴り響く。
私はドアの方へとっさに目を向ける。お母さんたちが入ってきた。
お母さんは私に歩みよるなり私の頬を叩いた。ぱっちぃーんといい音がなる。じーんと痛い。
「なにしてるの!?この…この悪魔っ!!」
○がつ○にち ○ようび
お母さんはお姉ちゃんを心配する。お母さんはお姉ちゃんの頭をなでる。怖かったね、って。もう大丈夫よ、って。
私は本当のひとりぼっちになった。
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