受付嬢 2016-07-21 15:57:15 |
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>No.39 クロツキさま
…… (コツコツ、規則正しい歩が進む廊下の隅、視界に割りこむ薄汚れた小さな何か。無言のまま、紅い視線が、そ、と、向けられた。) …かくれんぼなら他所でやることを勧めるぞ、クロツキ。 (告げる声音は淡々と、感情の薄い音。しかし、ふらつく様を見れば、小さく溜息一つ。) …お前は、見るたびに生傷をこさえている気がしてならないのは、わたしの気のせいか? (ひょい、と、首根っこを摘みあげて、眼前にかかげ吊るして、疲弊しきっているようにも見える子猫に、ふ、と漏れた笑み一つ。同族のみに向けられる笑み。悠久の時をともに過ごせるゆいいつへの、それ。) ……さて、必要はないと思うが。 (あえての問い。) 治療は必要か? (返し次第では、外の子供たちの元へ返してやろうか、そんな思惑をかかえて、赤いくちびるは吊り上がった。)
(/ ありがとうございます。ええ、コメディ要員も歓迎いたします。十人十色の紡ぎを楽しみましょう。此方こそ、よろしくお願いいたします。)
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