匿名主 2016-07-20 21:25:21 |
|
通報 |
(買う、というのはきっと指輪のことだろう。予想がつくとしおらしくはにかみながら「…はい。早く稜様のお嫁さんになりたいです」と微笑んで。しかし形に残る特別な愛を贈ってくれるのは嬉しいけれど、指輪という消えない証を贈られたらずっと我慢しなければいけないのではないか。今の話をふまえればそんな心配が胸に浮かんで「で、でも稜様、私もあんまりたくさん我慢は出来ませんから…。指輪より、稜様が欲しいです」リリスのことは大切にしてほしい。けれど指輪ひとつ渡して自分を放っておくのはやめてほしいと暗に訴えて。サキュバスらしい意味深な言葉に訝しげな表情を浮かべるものの、相手の口から大丈夫、前を向けと言われてしまうと従う他なく再び静かに体を洗われて。先ほどは互いに切羽詰まっていたからか、簡単にしか触れられなかった全身を優しく丁寧に洗われていくとたった今妙な事はしないでと訴えたばかりなのに自分のほうがむず痒い気持ちになってしまい、後ろの会話も聞こえない様子でそわそわと体を揺らして。背後のリリスはというと、もはやキスマークというより傷に近い痕さえ嬉しいと答える相手に二人の並々ならぬ関係を嗅ぎ取って肩を竦めており。病的だとは思うけれどそれほどまでに互いを欲する気持ちはどんなものなのか、それほど求められたらどんな気持ちになるのか興味を抱いて囁くと相手が許可を取る少女を一緒に見つめて。「…はい。稜様がリリスさんを稜様のものにしたいなら、構いません」と、つまりは相手が欲しているのなら何ら邪魔はしないと、こちらも少々いじけた様子ながら盲目的な服従を見せて答える少女に同じく病的な愛情を嗅ぎ取るがひとまずそっとしておくことにして「――ですって。どう?稜は私の事、自分だけのものにしてみたい…?」再び相手の耳元に囁けば、唇に添えた指で頬を撫でながら、サキュバスにそのようなことを言う人間がいるのかとさほど期待はせずに問いかけて)
| トピック検索 |