匿名主 2016-07-20 21:25:21 |
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(くっつけた手のひらから感じる相手の体温はほんのりと温かく、昨日のような熱さはすっかり引いていて。そのことと向けられたいつも通りの微笑みにほっと安堵の溜め息を吐き「良かった…」と表情を緩めたのも束の間、身支度も何もしていない生身の体を指差されるとようやく気がついたのか「――っすみません、すぐ着替えてきます…!」今更恥ずかしがるというわけでもないが、さすがに健全な朝の風景の中でこの格好というのは引け目があり、再びぱたぱたとリビングを離れきちんと服を着て戻ってきた時にはすっかり食事の用意も整っていて。なんだか随分と久しぶりな気がする相手の朝食に微笑んでテーブルにつけば「…あの、稜様。今日はお仕事ですか?風邪も治ったばかりですし、まだ安静にしてたほうが…」相手が元気になったことは嬉しいけれど、元気になったということは昼間一緒にいられないということで。一週間後の不在の後に二日間べったりな日々を送ったせいか寂しさは普段の比ではなく、遠回しに今日も家にいられないものかと尋ねてみて)
(/近頃は暴走しっぱなしで稜様の体が心配です、もう本当に龍じゃなくサキュバスのようで…笑
了解しました!では家を出るまでもうしばらくお付き合いくださいませ!)
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