匿名主 2016-07-20 21:25:21 |
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(しばらくくっついていると、相手の体温に落ち着いて来たのか乱れていた鼓動もとくとくと穏やかになっていき。ほっと安堵したのも束の間、自分の胸が静かになったことで相手の鼓動がはっきり伝わってくるようになるとその明らかに早いリズムに気付き「大丈夫ですか?苦しくありませんか…?」もしかして、と一瞬期待するが相手は風邪の真っ最中。いつもより赤い顔を見ると期待より心配が勝り、慌てて相手の上から退きながら不安げに問いかけて。しばらくは軽いキスを繰り返し、やがて相手を苦しめる悪い風邪を吸いとるように深い口づけへと変えていけば相手の熱が移ったかと思うほど体が熱くなってくるものの、体勢を変えようとした拍子に肘がこつんとサイドテーブルに当たればそちらに目をやって「…あ、…先にお薬を飲まなきゃ駄目ですね…」フルーツと一緒に置かれた薬を見、もどかしそうな顔をしながら一旦体を起こし。相手も起こさなければと手を伸ばしかけるものの怠そうな様子を見ると忍びなく、ふと思いつくと錠剤と水を自分の口に含んで再び相手にキスをして。甘い時間が始まるとつい夢中になってしまいそうになるものの、相手に負担をかけないように、それでいて相手がきちんと暖まるようにと出来るだけ尽くすことに集中して。そうして過ぎた優しい時間は自分には少し物足りなく、かといってねだるわけにもいかず、胸の火照りを持て余したまましばらく抱き合って「――また汗かいちゃいましたね。冷える前に拭かないと…」ふいに頬を寄せていた首筋からつうっと汗が伝うのを見ては無意識の内に唇を近づけ、その一雫を舐め取りそのまま肌に舌を這わせていき)
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