匿名主 2016-07-20 21:25:21 |
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(耳元へ囁かれる、いつも自分のことを考えてくれているという宥めるような言葉。普段はそんな言葉にははにかんで素直に頷くものの、今日は嫌々をするように小さく首を横に振るだけで。そうやって相手の言葉を否定するような自分にもモヤモヤとした感情が募っていくと「…いつも。それだけじゃ、だめなんです。私は…起きてても寝てても、一秒だって稜様以外のこと、考えたりしないから。稜様がいなければごはんも、お水も、全部要らない…でも、稜様は違うんですよね…」何をしている時だって常に頭の中は相手のことでいっぱい。そんな自分と同じくらいの想いを求めてしまうのは我が儘だとわかっているのに止められず、熱に浮かされて虚ろな瞳で相手を見上げては「私、どこかおかしいですか…?」自身の病的な執着に気付いているのか無自覚なのか、何か間違っていることを言っているだろうかと問いかけて。すすり泣くように短い呼吸を繰り返し、寒気に体を震わせながらも何とか涙だけは堪えたまま「――…でも、他の女の人は、稜様にこんな風に迷惑かけたりしないんでしょう…?」何度も慰められてきた言葉にさえ、嫌なのに、考えたくもないのにわざわざ昨夜のことを蒸し返すように呟いてしまうと肩口へ縋り付くようにぎゅっと指を食い込ませ)
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