匿名主 2016-07-20 21:25:21 |
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(込められた力によって抱きしめ返されたことがわかると自分もぐいぐいと相手に頭を押し付け子供のようにくっついて。余計なことは考えないように瞼を閉じてぬくもりだけを感じていると次第に気持ちも落ち着いていき、体を預けたまままどろむように穏やかな鼓動を刻んで。相手の言う通り、指同士をつなげただけの行為はただの子供っぽいおまじない。それでも自分にとっては充分なもので「――稜様なら、きっと大丈夫です。ただのおまじないでも…」優しい相手のことだから、本当はこんなことをしなくたって約束は守ってくれるかもしれない。そんな信頼とも盲信ともつかない想いを見せながら苦笑する相手に首を振り、結んだ指をゆらゆらと揺らしてみて。暖かい食事が並ぶ何気ない朝の風景も自分にとっては変えがたい幸せで、そこに自分を褒めてくれる相手の言葉もくわわると朝から緩んだ頬を赤くしてしまい「稜様に比べたらまだまだですけど…」と照れたように答えつつも嬉しそうな様子で。味噌汁を飲む相手の姿をじっと見つめ、美味しいと言われてほっと安堵の息を漏らせば「良かった…おかわりもありますから、いっぱい食べてくださいね」自分もまた微笑みながら、朝からどれだけ食べさせる気なのかにこにこ嬉しそうに告げて自分も食事に手をつけはじめ)
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