匿名主 2016-07-20 21:25:21 |
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(首輪とはいえ差し出されたそれは鉄枷ではなく相手が自分に似合うと選んでくれた美しいアクセサリー。嫌だとも怖いとも思わないけれど、わざわざ相手に付けてほしいなんて言ってしまったのは自分でつけるほどの勇気が無かったせいかもしれない。そんなことを考えながら邪魔にならないよう髪を押さえ、首輪の痕を隠すようにチョーカーが宛てがわれると肌を軽く締め付ける感覚にぴくりと肩を揺らして「…綺麗…」しかし鏡に映った自分の首元にきらめく宝石を見てはぽつりと感嘆の声を上げ、今まで身につけた何よりも綺麗なそれを確かめるようにそっとチョーカーを指先でなぞり。痣もぴったりと隠す首飾りと宝石の眩さを眺めていると暗い過去まで上書きされていく気さえして、しばらくぼんやり見惚れていると同じく感嘆の息を漏らす相手にそちらの方へと向き直って「本当にすごく綺麗です…何だか、稜様に捕まっちゃったみたいですね」一層高鳴る胸を押さえて微笑めばチョーカーをもっとよく見せようと首を傾けながらただただ綺麗だと心からの感想を伝え。最後にそんな冗談を付け足せたのは、ほんの一時だけでも辛い思い出を忘れられた証拠で)
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